エコを実践するホテル
タイで“グリーンツーリズム”-4-
多くのリゾート開発は環境問題とも直結する。開発にともなう生態系破壊、ゴミや汚水などの問題が付いて回るからだ。
タイではホテルの環境問題への取り組みを推進するため、グリーンリーフ財団がその支援を行っている。ゴミリサイクルや節電、節水、ビーチ清掃など環境にかかわる活動を日常業務として取り入れているホテルをリスト化、財団がその活動を評価するというもの。評価が高いホテルはグリーンリーフ証明によって「五つ葉賞」に認定される。
パトンビーチのロイヤルパラダイスホテル&スパはグリーンリーフ財団認定ホテルの一つ。12年前から環境活動に着手したという。
排水はホテル内で浄化し、植木の水遣りに使っている。生ゴミは堆肥化し、植木の肥料としている。湯沸かしは太陽熱を利用。飲料のプラスチックボトルはリユースし、空き缶は義足の材料として再利用する。毎週水曜日の午後1時間は全館エアコンを停止している。
また、バリアフリールームを3ルーム設置しているが、タイでは珍しい。
▽続く
5. タイのグリーンツーリズム
6. エコツーリズムの必須条件
7. エコツアー参加の心得
8. エコツアーが抱える問題
△戻る
1. ジャングルの川下り バンブーラフティング
2. ソック湖の奇岩群と水上バンガロー
3. リトル・アマゾンの船旅