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りらいぶジャーナル

ロングステイヤーを歓迎

タイ・チェンマイ商工会
町を挙げて積極アピール

 タイ・チェンマイが日本人ロングステイヤーの積極誘致に乗り出した。

(古都チェンマイには寺院が多い)

 もともとロングステイ先として人気の高い都市で、日本人だけでなく北欧諸国のロングステイヤーにも人気だが、より日本人にアピールしたいと、チェンマイ商工会議所は9月、日本側の関係者を招いて研修を行った。タイは2008年の空港閉鎖事件以降、反政府デモを始めとする政情不安を背景として観光客が激減しており、ロングステイヤーの誘致で観光業を再興したい考えだ。

(ホテル、ゴルフ場、病院などの営業担当者らが集まったワークショップ)

 チェンマイ商工会議所は今年、新たに日本人向けにガイドブック「ロングステイ ガイドブック チェンマイ」を制作した。巻頭でチェンマイ県知事、中小企業振興庁長官、チェンマイ商工会議所会頭らが熱いメッセージを発信している。こうした媒体を活用し、商工会を中心に誘致を盛り上げる。

(商工会が開催したロングステイセミナー)

 研修では宿泊施設、ゴルフ場、医療機関など営業担当者らを集めたワークショップやロングステイ・セミナーを開催。日本からの関係者らにアピールするとともに、意見交換を行った。セミナーでは根﨑克己ロングステイ財団事務局長が日本人ロングステイの現状を報告、ロングステイ実践者の立場から徳永卓雄NPO法人南国暮らしの会関西支部長が助言、ほか旅行会社におけるロングステイ・ビジネスへの取り組みについて報告と提案があった。また本紙記者が団塊の世代とロングステイについて考察を述べた。
(2010.10.02)


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