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読んでみた本
「骨盤おこし」で身体が目覚める 一日3分、驚異の「割り」メソッド
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りらいぶジャーナル
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記念すべきカルテNo.1おもちゃ病院開業の日 前の晩は寝つきが悪かった。いよいよ「はしもとおもちゃ病院」の開業を明日(7月26日)に控え、60を過ぎたというのに何か興奮し、うれしさとチョッピリの不安が頭のなかを駆け回る。 翌朝も早くから目が覚めてしまった。9時から診療開始なのに、8時過ぎには早々と診療所を開けて看板を掲げたり受付を作ったり作業場を設置したりと準備を始めた。 「おもちゃ病院はこちらですか」。そんなさなか、背後から遠慮がちな声がした。見ると品のよいお年寄り夫婦が大きな手提げ袋を持って扉の外に立っている。はしもとおもちゃ病院カルテNo.1の患者さんだ。大事に応対しなければと、受付時間には早かったが、なかに招き入れた。 「実は近くにおもちゃ病院ができるのをずっと待っていたんです。診てほしいのはこれなんですが――」と大きな手提げ袋から取り出したのは大きな女の子のぬいぐるみだった。オルゴールの音色に合わせて首が回るはずだが、オルゴールのネジを巻くと一瞬にしてネジが戻ってしまい、首もぐるっと回ってしまう。 「治るものなら1か月でも2か月でも待ちますから。お願いします」と頭を下げられた。「わかりました。時間がかかると思いますので入院させていただきます」と預かることにした。 そうこうするうちにドクター仲間も出勤してきていよいよ受付開始の9時になった。すると、10分も経たないうちに壊れたおもちゃを持って来院する親子が次から次へとやって来たのだ。受付も一人ではまかないきれないほどの混雑ぶりで、応対にてんてこ舞いしている。 お気に入りのおもちゃが治って、「おっちゃん ありがとう!」とうれしそうに帰っていく男の子。1か月の入院と聞いて、べそをかきそうな女の子。そんな子どもたちの対応をしていると、気がつけば受付終了の12時だ。受付は終わったが、まだ修理が残っている。午後3時過ぎまで残業しても治しきれなかったので、ドクターそれぞれ2~3個ずつおもちゃを持って帰ることになった。 結局、開業初日に診察したおもちゃは36。予想を上回る数だ。忙しかったが、充実した一日だった。治ったおもちゃを手にして喜ぶ子どもたちのあの笑顔が見られると思うと、もう次の診療日が待ち遠しい。 |
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