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りらいぶジャーナル

地域の教師を連携

外国人児童・生徒への対応探る
インターカルト日本語学校

 文化庁の委託事業としてインターカルト日本語学校(東京都台東区)が開講した「日本語指導者養成講座」が12月12日、プログラムを終えた。この講座は在日外国人の子どもに対し、学校現場や地域で日本語教育支援が強く求められていることから、日本語教師のなかから指導者を育成しようと企画されたもの。最終日は受講者らが全10回の講座を終えて、振り返りと今後の行動計画を話し合った。受講者らは自身の居住地域ごとにグループセッションを行い、各地域の外国人児童・生徒や日本語ボランティア教室などの現状について情報交換した。
(写真=グループで情報交換する受講者たち)
 講座を担当した教師からは「子どもだけでなく、子どもに教育が必要なことを理解してもらえるよう親に対する教育も必要だ。ぜひ教師同士でネットワークを作り、それが地域で生かされることを望んでいる」と、受講者らの今後の行動に期待を寄せていた。

 また同時に開講されていた、特にボランティア教師らの指導法のブラッシュアップを目的とした「現職日本語指導者のための実践講座」も終了、学習者のニーズをどう汲み取り、いかにモチベーションと学習成果を上げられる授業をデザインするかといった内容に、受講者らが真剣に聞き入っていた。
(2009.12.22)