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りらいぶジャーナル

血管の老化ストップ

アカミミズ酵素を抽出、商品化
健康血流研究所

 動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞などの病気は血管異常によって引き起こされる。特に高齢になるほど動脈硬化が起こりやすく、さらに高血圧や高脂血症であればそれらの病気にかかるリスクも高まる。そのリスクを避けるには常に血液が滞りなく流れていなければならない。俗にいう「サラサラ血液」だ。

 長年、脳出血や脳梗塞の治療法について研究を行ってきた宮崎医科大学(現宮崎大学医学部)名誉教授の美原恒氏は、大学内の廃棄物処理問題に直面したことがきっかけで、当時宮崎県内で養殖されていたヨーロッパ原産のアカミミズ、ルンブルクス・ルベルスに着目した。またミミズは古来から薬や食物として利用されてきたことから、血栓症の予防や治療にも役立てられないかとの観点で研究を重ねた結果、ついにこのミミズに血栓を溶かす酵素が含まれていることを発見、その酵素にルンブロキナーゼと命名したのである。研究成果は国内外の学会で発表されている。

 株式会社健康血流研究所では「健康は健全な血液から」をコンセプトに血流改善を目指す健康食品の開発を行っている。その商品が「彩々凛(ささりん)」。美原氏が研究してきたルンブルクス・ルベルスを使用。美原氏が所長を務める美原エルアール研究所の指導を受け、製造されている。酵素ルンブロキナーゼを効率よく高濃度で採取、酵素活性を高め、ミミズが体内に取り込みやすい重金属や臭みを除去した。

 彩々凛はルンブルクス・ルベルス粉末のほかビタミンB1、ニンニク抽出粉末が含まれ、180粒入り1万2600円(税込)。なお、ニンニクが苦手な人のためにニンニク粉末を含まないソフトカプセル型の商品も開発中。

 また、美原氏の研究については『驚異のアカミミズ酵素ルンブロキナーゼ ミミズ酵素のちから』(メディカルパースペクティブス)に詳しい。
(2009.11.27)