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りらいぶジャーナル

仙人の整体術に注目

ルーシーダットン
リタイア後、インストラクターへの道も

 “仙人の自己整体法”に注目が集まっている。タイの伝統医学に基づいてポーズができ上がっていったルーシーダットンがそれだ。よく「タイ式ヨガ」と紹介されることもあるが、「ヨガで痛めた体を整えるために行うポーズなので、正確にはヨガとは違う」(古谷暢基・株式会社ルーシーダットン、日本ルーシーダットン普及連盟代表)。

 その起源は諸説あるが、一般的には修行僧が修行で痛めた体を整体するために用いた伝統医療。それをタイ王国の現チャクリー王朝創始者ラーマ1世が記録を掘り起こし、まとめたといわれている。古谷代表はその古典を入手し、記録されたポーズをすべて再現した。正式な記録はこれしかないという。「一つひとつのポーズに物語性があるのが興味深い。そういう視点でルーシーダットンを始めると面白い」と勧める。

 ヨガと同じく呼吸をしっかり行うことが大事だが、動作と呼吸がヨガとは逆になるという。また、本来整体に使われていたため無理なポーズがなく、けがの心配もない。そういった意味で、年齢に関係なく始められる健康法だ。

 現在、同連盟ではインストラクターの養成を行っている。インストラクターとして活躍している卒業生は400名ほどだが、「さらに必要」と古谷代表。「リタイア後の仕事としても十分。体の勉強をしていただくとよいのでは」と話している。

薬草文化を復興
和ハーブプロジェクト始動

 岐阜県と滋賀県にまたがる伊吹山は古くから薬草の宝庫として知られてきた。同社では滋賀県伊吹町(写真)の町おこし事業「和ハーブプロジェクト」を立ち上げた。日本の薬草を伝統文化ととらえ直し、予防医学としての活用とともにブランド化、新たな産業創出を目指す。事業の一環として和ハーブ塾を開講、10月と11月にそれぞれ2回行われる。塾では日本の薬草「和ハーブ」の効能とメカニズム、薬草文化などを学ぶほか、名人による採取実習、和アロマオイルによるコスメやマッサージ、料理などの教室も開く。修了者には和ハーブ商品の代理店資格などが付与される。

 今後、伊吹町のほか琉球ハーブやタイ、ネパールなどアジア各地のハーブ拠点を掘り起こし、ハーブネットワークを構築する考えだ。

自分で健康チェック
ダイエット検定開催

 健康に不安を持つ人に健康についての意識を高めてもらうことを目的としたダイエット検定の第3回検定試験が11月22日に行われる。同検定は英語の「ダイエット」本来の意味である「健康や体重管理を目的とした食事療法」に基づき知識を深めるもので、同社代表の古谷氏が代表理事を務める日本ダイエット健康協会が主催する。講座も開催中。詳細はTEL 03-3460-6430。
(公式テキスト『ダイエット検定2級テキスト』日本ダイエット健康協会著・編集、古谷暢基監修(日本ダイエット健康協会)2100円)
(2009.10.23)