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りらいぶジャーナル

アイルランドで語学研修

<ワールドステイクラブの旅>
学生気分を謳歌 ゆったり街を散策
英語でコミュニケーションする喜び味わう
――島田貢代さん、市川悦子さん


 今年6月、島田貢代さん(=写真右)はアイルランド・ダブリンへ語学研修の旅に出かけた。旅好きな仲間が集まるNPO法人ワールドステイクラブ(WSC)の会員である島田さんがリーダーとなって企画した旅だ。島田さんは過去に新聞でWSCの語学研修の記事を見て、「語学研修は若者のものだけではない」と気づきWSCに入会、先輩のノウハウを学び、これまでにも語学研修旅行を実施してきた。「旅行しながら外国人とコミュニケーションができたら楽しい。言葉がわかると、ごく自然に話ができるというのが大きな収穫になります」

 総勢8名で2週間の語学研修とホームステイを体験した。午前中は語学学校で授業、午後はダブリン市内外の美術館や城を巡ったり、ダンスや音楽を楽しんだりというスケジュールだった。旅で英会話を楽しみたいという各国のシニアが集まったクラス(=下写真)だったという。

「授業では先生が用意した物語の本を読み上げられるようにしたり、クラスメイトでお互いの国の紹介したりしました。先生の発音もわかりやすくてよかったです。ただ、授業を受けるには中学2、3年生程度の英語力は必要だと思いました」

 参加者の一人、市川悦子さん(=上写真左)も普段からラジオの英語講座を聴くほど英語好き。退職後にオーストラリアの語学学校に10カ月間留学した経験もある。
「でも、私が中学で習った英語では文法も身についていない。もう一度きちんと学びたい」、そう思った市川さんも語学研修と旅行を兼ねたツアーができる仲間がいると聞き、WSCに。「英語漬けになることが大事ですね。そして何とかして伝えようとする努力が必要だと思います」

 今回の滞在はホームステイだが、それも2週間が限度ではないかと島田さんは思う。「どうしてもホストファミリーに気を使ってしまうんですね。お土産はどうするか、お客さんが見えたときには控えていたほうがいいとか、お礼状を出さなくてはとか」。到着日はホテル泊にするなど、シニアの旅ならではの気も使ったという。「でも、学生気分はいいですね。普段の主婦から離れられる。これからも元気なうちは語学研修と旅を続けていきたい」。市川さんも「1カ所にゆっくり滞在して英語を学ぶ旅は一般の観光では味わえないよさがある」と、旅の醍醐味を語る。
 来年はハワイでの研修も計画中だ。
(2008.11.07)