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りらいぶジャーナル

金秋祭 急成長する肇慶アピール

大学拠点に長期滞在の可能性も

 中国・広東省肇慶市で2010年12月、恒例の金秋経済貿易祭(金秋祭)が開催され、NPO法人リタイアメント情報センター(R&I)から大場洋司事務局長、尾崎浩一りらいぶジャーナル編集長、個人賛助会員の豊口一美氏 長谷川松男氏の4名が参加し、同市が主催した盛大なイベントや市内観光などを楽しみ、交流を深めた。

 肇慶市の人口は400万人を超えた。広州市から高速バスで2時間ほどの風光明媚な観光都市として知られているが、近年その環境の良さから巨大な経済地区である広州市のベッドタウンとして開発が進み、広州国際空港からのアクセスも年々改善されている。

 金秋祭の目的は市の発展の成果を広くアピールし、より多くの投資プロジェクトを振興させることにある。1000名近い関係者が参加しての盛大なパーティーや投資調印式(写真)が行われ、豪華なゴルフ大会も開催された。

 R&Iは肇慶市を単なる観光地としてではなく、日本の退職世代の生きがい発見の滞在先、いわば「りらいぶステイ」の候補地の一つと考え、交流活動を進めてきた。

(肇慶医学高等専科学校にて、梁校長と張副校長(写真右)) 今回は同市を代表する二つの教育機関「肇慶学院」と「肇慶医学高等専科学校」を視察、学長を始め関係者から日本の退職者の滞在について貴重な意見を聞くことができた。

(肇慶学院にて、王忠副校長(写真右)) また、肇慶学院の日本語学科の学生たちが市内観光のガイド役を担当してくれたことで、一般の観光旅行では味わえない体験や情報収集ができたことも大きな収穫だった。

 このように肇慶市行政や教育関係者との交流が実現できたのは、長年にわたって同市と日本との橋渡しを行ってきた堀越公夫氏の努力によるところが大きい。

 R&Iでは今回の金秋祭参加で、日本の退職者世代にとって肇慶市がタイやマレーシアの都市に劣らない長期滞在先としての潜在力を秘めているという印象を深めた。今後はその潜在力をわかりやすく情報発信し、りらいぶ的「肇慶ステイ」を楽しむ方法を提供していきたいと考えている。
(2011.01.20)