日本の伝統文化指導者を養成
子どもや外国人に伝える人材を
日本語教師に受講アピール
ヒューマンアカデミーは今春、「日本伝統文化指導者養成講座」を開講する。文部科学省の学習指導要領改訂により小学校で2011年度から、中学校では翌12年度から「伝統文化に関する教育」が実施されることを見込み、地域でも指導できる人材を育成しようというもの。
同講座では日本の四季と伝統行事、祭礼、人生儀礼、着物、日本食、江戸しぐさ、昔遊び、世界遺産などの知識を身に付けると同時に、子どもたちに伝える能力を磨く。修了時に認定試験を行い、学校や地域での指導、独立開業などに結びつける。カリキュラムや教材は教育技術の向上や指導法などの情報交換を行っている学校教師らの全国組織TOSSと共同開発した。講座はTOSSの講師が担当する。
同社では外国人への日本文化紹介にも有効なことから、「特にシニアで日本語教師養成講座の修了生に受講してほしい」と呼びかけている。
開講する校舎は首都圏では大宮校(さいたま市)、そのほかの地域では名古屋駅前校、大阪梅田校など6校。4~9月まで毎週土曜日に行う。受講料は28万3500円。教材費、検定料、入学金別途。
なお大宮校では2月20日11時から、同講座についてのセミナーを開催するほか、無料個別ガイダンスも行っている。詳しくはフリーダイヤル0120-15-4149まで。
(2010.02.05)