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読んでみた本
「骨盤おこし」で身体が目覚める 一日3分、驚異の「割り」メソッド
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りらいぶジャーナル
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私の人生を語る上野清著(樂書館) 本書は私家版の小冊子の体裁である。家族などの近親者や知人に向けられた自分史であろう。しかし、眠らせておくにはあまりにも惜しい、豊富な「人生経験」が凝縮されている。 著者の上野清氏は大正12年生まれ。平成20年で94歳になる。鹿児島に生まれた著者は尋常高等小学校卒業後、役所で働きながら旧制中学校を卒業。向学の志やみがたく、上京し、商工省に勤務しながら早稲田大学に通う。しかし時は大東亜戦争の最中、学徒動員により陸軍に入隊、昭和20年8月15日の終戦の日を宮崎で迎えた。復員後は、大蔵省国税庁に勤務し、退職後は東京都内で税理士事務所を経営。92歳で妻を見送るまでの人生が描かれている。 著者は戦前の教育を受け、戦争を生き抜き、戦後の日本の発展をになった世代である。最も苦難の時代を過ごしながら、「勤勉」「謙虚」「礼節を重んじる」という、古きよき日本人の美徳を持った最後の世代だといえよう。まさにこれを具現化したような著者の生きざまは、読む者にすがすがしい清涼感を与える。 本書からは派手ではないが誠実に人生を生きた人間の尊厳が伝わってくる。日本人の美徳を失った現代人にとって自らのあり方を問い直させる1冊である。 |
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