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「骨盤おこし」で身体が目覚める 一日3分、驚異の「割り」メソッド
りらいぶジャーナル
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夢は味わい伝えるカフェ開業ドクダミ、センブリ――伝統の和ハーブ 「私の生活のルーツはここにあったのか」――。滋賀県伊吹山麓の山村で開催された和ハーブ塾(和ハーブ協会=東京・港=主催)に参加した愛知県名古屋市在住の粕谷久美子さん(49)は提供された和ハーブティーや梅干、煮物など口にするものすべてに覚えのある味を感じ、驚いた。 伊吹山は古くから薬草の宝庫として知られ、その採取法や使用法に長けた名人が現存する。しかし、高齢化でその伝統を継承する者がいない。 和ハーブ塾は日本のこうした薬草文化を学び、健康を考えるための新しいアプローチを探ろうと、和ハーブ名人や薬学研究者などを招き、伊吹山麓や沖縄、鎌倉で開催しているもの。粕谷さんは「和ハーブにはなじみがあったが、もっと知識を得たい」と思い、参加したという。 「子どものころから山で採ってきたドクダミやセンブリをお茶にしていましたし、やはり山で採取した茶葉を鉄板の上で煎って緑茶も作っていました。ワラビやスギナ、ギンナン、フキノトウ、ヨモギも料理に使っていましたね。高級品といわれる樽柿も作って食べていましたよ」 こうした実体験は粕谷さんの身に染み込み、いまでも母親の作る茶や梅干を味わっている。「母から受け継いだことを大事にして、さらに塾で得た知識を使って、まだ和ハーブの優しさを知らない人に広めたい」と粕谷さんはいう。 高校卒業後はずっと名古屋で過ごしてきた。たまたま勤めていた会社の仕事の関係で和ハーブ塾を知り、参加した。その会社も今年1月に退職、「和ハーブを中心とした、穏やかな生き方を実践したい」と、これからのりらいぶを語る。そして和ハーブの味と伝統を守り、伝えていけるカフェの実現が粕谷さんの夢だ。 |
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