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りらいぶジャーナル

認知症 疑似体験するセミナー

認知症者とどう付き合うか
R&I第4回シンポジウム

 「家族が認知症になった」「近所にそれらしい人がいる」――そういうときに、いったいどんな対応をしたらいいのだろう。
 リタイアメント情報センターでは11月18日、第4回シンポジウムとして、認知症患者への対応の仕方を学ぶセミナーを開催する。当会員の協力により、ノウハウを提供される。

 認知症は誰にでもかかり得る病気。認知症患者数は2010年現在208万人、40年には385万人に上ると推定(老人保健福祉法制研究会)されている。家族はもちろん、仕事や様々な活動先で認知症の人と出会う確率は高くなる。そのとき、あらかじめ認知症とは何かを知っていれば患者への理解は深まり、認知症患者の気持ちを理解できれば、対処の仕方も違ってくるだろう。

 本セミナーでは、認知症の症状、診断方法、治療方法、予防についてなどを学ぶだけでなく、ワークショップを通じて認知症の疑似体験をし、認知症の人との接し方を体で学ぶことがポイントだ(⇒講師インタビュー)。実際、銀行などサービス業の現場において重要なため、企業からも注目されている。

 また、団塊の世代の親に対する認知症の不安や近所付き合い、職場での接客など、あらゆる場面で認知症者との接する機会が増えると予想されることから、R&Iりらいぶサロン参加者から本セミナーの提案があった。タイなどでは、現地での介護受け入れなど具体的な事業も動き始めており、認知症者への理解を深めることに関心があるようだ。
(2010.10.29)


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