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読んでみた本
「骨盤おこし」で身体が目覚める 一日3分、驚異の「割り」メソッド
りらいぶジャーナル
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何事もポジティブ・シンキングで行こう――夢実現のための第一作を製作した阿部秀司さん 「りらいぶ」を人生の再チャレンジという意味で考えれば、まさに自分自身がその最中にいるという。映画「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズなどヒットメーカーとして知られる映画プロデューサーの阿部秀司氏は新たな挑戦を始めたばかり。育て上げた会社の社長を辞めて、60歳で新しい会社を立ち上げた。その第1作目が「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」である。
いままではどちらかといえば会社のために仕事をしてきました。これからは簡単にいえば自分の「夢」のために仕事をしたい。作りたいものを作りたいという気持ちが湧いてきたのです。 企画の初期の段階では、リストラされた49歳の男が電車の運転士になるという設定でしたが、それは違うと思いました。それだったら電車の運転士でなくてもいいわけです。第一線でバリバリ仕事をしている人が夢のために現職を辞めるということにこだわりました。ベクトルが上を向いているときに辞めないと意味がない。それが私の持論でもあります。 映画では、中井貴一さんが演じる主人公の筒井肇は上司から「リストラすれば取締役になるよ」というエサをぶら下げられる。大手電機メーカーの経営企画室という立場だから相当のエリートですね。それを捨てて電車の運転士になるというストーリーにしました。もともと監督の錦織良成さんにとっては故郷の町おこしという思いもあり、実在する一畑電車を舞台した鉄道映画としても成立します。 本作の主人公は私と10歳違うけれど、自分の生き方とシンクロする部分がたくさんあります。基本的なことは人生でも何でも「どうポジティブに置き換えていけるか」ということでしかないんですよ。私の友人にもそれなりの企業に入っていて、実力があっても年齢で切られていくということがあり、忸怩(じくじ)たる思いがあります。私もそのなかの一人である団塊の世代へのメッセージも込めました。 実際にはこうしたことはあり得ないかもしれません。価値観を増幅して置き換えただけです。映画というのは自分のいいたいことをエンターテインメントというオブラートに包んで、見ている人に説教がましくなく楽しませてあげるものです。そのうちに心に何かが刺さって人生を変えるきっかけの一つになれば、作り手としては幸せです。 ★2010年5月29日ロードショウ★ |
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