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読んでみた本
「骨盤おこし」で身体が目覚める 一日3分、驚異の「割り」メソッド
りらいぶジャーナル
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りらいぶインタビュー【豊かに生きる】社会があなたを待っている 退職後をどう生きるか、なかなか目標の定まらない人が多い。しかしその一方で、いち早く道筋を見出し、有意義で豊かに生きる人もいる。その違いはいったい何なのか。また、どんな生き方をしているのか。R&I設立記念フォーラムでの基調講演に先立ち、東京スピーカーズクラブ代表の児玉進さんに話を聞いた。 《聞き手:NPO法人リタイアメント情報センター理事長 木村 滋》 木村 私どもは「りらいぶ」という理念のもと、シニアの支援プロジェクトを立ち上げ、生きがいさがし世代の救世主になるべく活動中ですが、児玉さんの長年のご経験から、今のリタイア世代の現状をどうご覧になっていますか。
児玉 具体例を言うと、ある元小学校校長は定年退職と同時に芸能プロダクションのオーディションを受け、タレントになりました。彼は現役時代から芸能活動をしたいという夢があったんですね。某金属会社のOBはリストラされて転職したことを逆手に取って、リストラ評論家として活躍しています。元パイロットが航空事故評論家に、百貨店の元秘書室長が流通評論家に、というケースは自然の成り行きかもしれませんが、乳業会社の元工場長が営業経験を生かして「がまの油売り」の口上を武器に老人ホームなどを慰問している例などはユニークですね。 現役時代に新しい”肩書き“を創る 木村 なるほど、人さまざまですね。ただ、今の時代、そうした方々ばかりではないように思えます。多くはご自分の道筋がわからないんですね。そうなると、そうした成功例と何が違うのでしょうか。 児玉 まず、上手くいかない人は昔の栄華が忘れられない。つまり、会社や組織という金看板があってご自分が存在したのに、それを実力と勘違いしているんです。身の処し方がわかっていないんですね。反対に成功者はおおむね腰が低い。接客業のつもりで人当たりもいい。私に言わせれば、肩書きなんてものは自分で創ればいいんです。 木村 この場合の「肩書き」とは、昔の栄華を引きずるのではなく、新たなる情報発信のツールとして、という意味ですね。 児玉 おっしゃる通りです。肩書きは自分で創れます。何でもいいんですよ。 木村 最後になりますが、具体的なアドバイスをお願いします。 児玉 まず大事なことは、リタイアして何か新しいことをやるにはすべて自分で行うという覚悟を持つべきです。そのためには、リタイア後の進路はリタイア間際に決めるようではだめです。私の場合はその10年前ぐらいから準備していましたよ。だから、現役中に編集畑から営業職への配置転換を願い出たほどです。つまり、第二の人生を成功させようとするならば、事前の準備が重要なんです。 木村 わかりました。ありがとうございました。 ●こだますすむ ●きむらしげる |
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