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りらいぶジャーナル

健康第一、通風で痛感

-長曽根勝-

 今年3月末、選択定年制度を利用して56歳で退職し、放浪の人生が始まって半年が経った。退職は結構急な話だったので、退職したら何をしようかなどまったく考えていなかった。転職するつもりはあるものの、「まあ、とにかく1年くらいはのんびりしよう」なんて考えていた。
 そんな矢先、思いもよらぬことが起こり、いろいろ悩み考えさせられる放浪生活に突入してしまった。

 まず退職後半月ほど経った4月半ばのある日、右足親指の付け根がズキズキし始めた。「ふっー! 何かおかしい」。夕方になると腫れ上がって痛み出し、歩行も困難となってしまった。風が吹くだけで痛いといわれる痛風だったのだ。

 さっそく医者に痛み止めをもらったが、1週間は辛かった。10数年来、もともと尿酸値が高かったので自分なりに気を付けていたはずだった。現役中は多少動き回っていたのがよかったのか、症状は出なかった。ところが、退職後はビールを飲みながら座りっぱなしでテレビばかり見ていたのが悪かったのか、とうとう発症してしまった次第である。

 ここで思ったのが、退職後に一番気を使わなければならないテーマは健康ではないかということだ。特に気になるのが、昨今耳にする、定年退職者にアルコール依存症が多いということ。退職後は他人に気兼ねすることがないため、朝から晩まで酒を口にする人が多いそうである。自分では気が付かないうちに依存症になってしまうようだ。

 そうならないためにも、今後はお酒の飲み方にも注意を図り、本紙の健康記事などにもよく目を通し、健康な放浪生活に取り組んでいきたいと思っている今日このごろである。
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ながそね・まさる●1952年生まれ。東京都出身。77年よりコンピュータソフトウエアの会社でシステムエンジニア、その他様々なスタッフ業務に従事。2009年3月、選択定年制度で56歳で退職。現在、自由奔放な毎日を送っている。