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りらいぶジャーナル

日航40年のキャリアでシニア支援活動も

石川真澄さん
●コラム「マッハの愉悦」は>>こちら<<

 「スチュワーデス」といえば現在でも女性の憧れの職業のひとつ。1968年に日本航空に入社し、国際線を中心に40年もの乗務員生活を終えて、昨年3月にリタイアした石川さんの飛行時間はなんと2万8千時間。距離にすると、実に地球560周分、月と地球を29往復したことになるという。アテンダント(スチュワーデス)、アシスタントパーサー、パーサーを経て、90年からチーフパーサーとして後進の指導・育成に当たってきた彼女は、まさに日航の盛衰を肌で感じてきた一人である。

「1月中旬からドイツの友人家族からの誘いで、オーストリアのスキーリゾートへ行ってきました。ザルツブルグ州の美しいリゾートで、都会の喧騒から逃れて命の洗濯をさせていただきました。また久しぶりに一般客としてシベリアを越えた私はサービスに忙殺される客室乗務員を見て、改めて大変な仕事だったんだなとの思いを強くしましたね」

 退社後は石川さん自身の豊富な経験を生かし、イベント企画、ハワイでのロングステイやウェディングのコーディネートなどを主とした会社を設立し、新たなる挑戦を始めた。中高年のためのボランティア活動にも力を入れていきたいそうだ。
(2009.02.10)