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りらいぶジャーナル

エコツアー参加の心得

タイで“グリーンツーリズム”-7-

 これからのエコツアーについて、竹嶋さんは「水」への視点を掲げている。

「エコツアーは楽しむというより、いま熱病に冒されている地球をどう救うべきかを真剣に考えるべき大変厳しい事態に直面していると私は考えています。たとえばアラル海が消滅する、黄河の水が干上がる、飲み水や農業・工業用水の取得をめぐって国家間の争いが熾烈になっているなどの現状を見ても明らかなように、21世紀は『水の世紀』といえます。訪問先の水に関するあらゆる情報を事前に収集しておくが大切です」

 また、こうしたエコツアーに参加する際のアドバイスを竹嶋さんはこう語る。

「国内の場合は現地までの交通機関や宿泊施設の予約手配を自分で行うこと。そして現地で優秀なインタープリターといかに巡り合えるかにすべてがかかっています。
 また海外の場合、航空・宿泊・現地ガイドの予約手配は個人では無理な場合もあるので、信頼のおける旅行業者に依頼すること。

 いずれにしても、文明の利器からほど遠い場所を訪れる場合が多いので、日ごろから体力を養い、旅行中は快食・快眠・快便を心がけることが大事です」

▽続く
8. エコツアーが抱える問題

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1. ジャングルの川下り バンブーラフティング
2. ソック湖の奇岩群と水上バンガロー
3. リトル・アマゾンの船旅
4. エコを実践するホテル
5. タイのグリーンツーリズム
6. エコツーリズムの必須条件