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りらいぶジャーナル

パリの今、体感する旅アピール

シニアの旅にヒント
文化、芸術、料理 住民から体験
フランス人のライフスタイルに触れ、交流促す

 パリ/イル・ド・フランス地方観光局は10月28日、東京都内で記者発表会を開催、パリとイル・ド・フランス地方のトレンドを紹介した。同観光局プレジデントを始め、親善大使を務めるファッションデザイナーや美術誌編集長ら代表団が来日した。旅行者がパリの歴史、芸術、文化をフランス人の生活から体感できる新しい試みの数々を披ろう、知られざる新たなフランスの魅力を感じさせる旅を提案したい考えだ。


 アンリエット・ズゲビ同観光局プレジデント(=左写真)は「世界的な経済危機に見舞われている状況にあるからこそ、ダイナミズムを持つパリ、イル・ド・フランス地方の文化・観光振興に公的機関が支援すべき」とミッションの意義を主張、「伝統と先進的な側面とを合わせ持ち、歴史や芸術と日常生活が対話している住民との交流は訪れる人の心に深く刻み込まれることは間違いない」とアピールした。


 親善大使で美術専門誌「コネサンス・デ・ザール」編集長のギィ・ボワイエ氏(=左写真の右)は欧州以外のアフリカ、アジア、オセアニア、アメリカの美術作品30万点を所蔵するケ・ブランリ美術館、中世から現代までの建築の流れを観ることができる建築文化財博物館、20世紀の現代芸術や若手芸術家の作品を展示し、パリ芸術の今がわかるヴァル・ド・マルヌ現代美術館など芸術を中心とした最新スポットの数々を紹介した。

 また、世界中のあらゆる芸術家たちのアトリエと住居を結集し、来訪者との交流の場としてオープンしたル・サンキャトル共同ディレクターのフレデリック・フィスバック氏(=左写真の左)は「パリの生きた芸術スタイルを見てほしい」と語った。


 同じく親善大使の女性デザイナーデュオ「エイムストーン」(=右写真)が彼女たちのデザインを生み出す刺激的なパリの魅力を、ギャラリー・ラファイエット百貨店海外部アジアマーケットマネージャーのキャロライン・ドゥ・メゾンヌーヴ氏(=左写真)がパリの最新モードを紹介した。

 さらに、ミーティング・ザ・フレンチ、プレジデントのロランス・モンクラー氏(=右写真)は一般家庭で料理や絵画などフランス文化に触れることのできるプログラムを紹介した。

 またイヴリーヌ県観光局では、地元のシニアとの交流も可能だという。

 歴史と文化を感じる街で新しい芸術にも触れ、地元との交流を図ることのできる新たな旅のスタイルが築けそうだ。

(左上写真=アトリエに足を踏み入れ、最新アートに触れながら、芸術家との交流ができるル・サンキャトル)





(左下写真=一般家庭で料理や絵画、音楽などレッスンしながらフランスのライフスタイルに触れることができる)


(2008.10.31)