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りらいぶジャーナル

「先生」といわれるほどの馬鹿はない

-井口恒夫-

 またやってくれたよ、理科の先生が! 愛知県の小学校の生徒たちが授業で栽培し収穫後に調理して食べたジャガイモで、11人が腹痛や吐き気などの食中毒症状を訴え、4人が病院へ搬送されたという。ジャガイモの皮や芽に含まれる毒素ソラニンが原因とみられる由だが、そんなのあったり前じゃあないかっ!

 それ以上に、ジャガイモのソラニン毒素の存在という実に初歩的、いや幼稚園的な科学的常識を欠いたバカ先生どもが、専門家づらして毎年のように繰り返して生徒たちを痛い目に合わせている、このお粗末極まりない理科教育の実態が現実である。

 東京都教育委員はモンスターペアレントの急増問題で対応策の手引書を作成、今年度中に公立学校全教職員に配布するという。
 同書作成の委員は、教職員は苦情の原因を「相手の勘違い」「いちゃもん」と考える傾向が他業種の人に比べて高く、「こちらの配慮不足」とする傾向が低いという。

 ジャガイモ中の毒素の存在も知らず、従ってこの他の社会的な常識にも当然欠けていながら先生と称する連中が学童の親たちの意見を「相手の勘違い」「いちゃもん」と決め付けているようでは、自業自得以外の何ものでもない。
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【井口恒夫】退職後に調理師学校に入学して調理師免許を取得した経験を自費出版、1000部をほぼ完売。食品衛生の仕事に携わりながら地元町内会副会長としても活躍中