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りらいぶジャーナル

南米産の樹木から健康食品

インカの伝統薬テコマイペ、現代に継ぐ

 南米の樹木テコマ・イペ・マルトの樹皮を使った健康食品「FNQミラクルパウダー」。試作から15年、商品化してからは12年経つ。もともと同商品を販売するエフエヌキューの柿島代志子社長が30年ほど前から治療器を中心に健康器具や健康食品の販売を手がけていたが、その顧客グループがこの商品の愛用者だ。自主的に健康勉強会も行っているという。昨年、初めて健康関連の展示会に出品したところ、特に大学研究者らが関心を示した。

 「金沢医科大学の平井圭一教授が副作用のない抗がん剤開発の研究でテコマイペに注目され、動物実験でその有効性を明らかにしています」(柿島氏)。テコマイペの樹皮に含まれるフラノナフトキノン(FNQ)がそれだった。テコマイペはインカ帝国の時代から使われていた伝統薬だったという。

 FNQミラクルパウダーは広島の健康酢メーカー、コトブキで製造している。テコマイペの樹皮を玄米酢に漬け熟成したものをフリーズドライしている。酢に漬けることで有効成分を体内で吸収しやすくした。

 テコマイペには主成分FNQのほかビタミンB6やカリウム、亜鉛などビタミン類、ミネラル類がバランスよく含まれ、「健康食品として理想的」と柿島氏はいう。テコマイペ含有量は80%で、そのほかは天然霊芝や高麗人参など。45包入り1万500円から。
(2010.03.02)