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りらいぶジャーナル

シニアの演劇クラス 3月に卒業公演

文学座「プラチナクラス」

 新劇の老舗、文学座(東京都新宿区)が昨年10月、40歳以上の男女を対象に「プラチナクラス」を開講した。3月28日には半年間のプログラムを終え、第1期生25名が卒業発表会を迎える。60代がほとんどで最高齢は83歳。当初はみな表情が硬かったが、演出家の西川信廣が担当して3日で仲間意識が芽生え、団結力が生まれたという。

 レッスンは毎週2回。シアターゲームに始まり、対話やせりふ、朗読、着物の着付け、音楽、ダンスなど文学座の演出家や俳優らが指導に当たる。現在は発表会に向け、ますますクラスのきずなが強くなり、演じる楽しみを味わっているようだ。

 文学座では様々な方面で演劇ワークショップを行ってきたが、そこにシニア層の参加も多く、かつて演劇経験のあるシニアからは「再び演じてみたい」という声が上がっていたという。創立72周年を迎え、劇団の新しいけいこ場も完成、環境が整った。
「杉村春子ら名優を輩出してきた文学座がこれまで培ってきたエッセンスを講師を通じて伝えられる」(企画事業部)

 同クラスから座員への登用はないが、自分たちで演劇に挑みたいという卒業生の希望があれば支援していくという。

 第2期生の募集が始まっている。4月13日からレッスンがスタート、毎週火・土曜の19~21時30分。オーディションは3月21日。定員25名。募集締め切りは3月16日。受講料は実習費5万円、授業料6カ月合計24万円。詳しくはTEL 03-3351-7265。

杉村春子の代表作『女の一生』3月上演

 文学座では昭和の名女優・杉村春子の代表作の一つ『女の一生』(作・森本薫 補綴・戌井市郎 演出・江守徹)を六本木・俳優座劇場にて3月1~10日上演する。一般料金6000円。フリーダイヤル0120-481034(10~17時30分。日祝除く)まで。
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(2010.02.10)