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りらいぶジャーナル

<35>アリババがやってきた

 「アリババ」という日本でいう「楽天」のような会社をご存知でしょうか。中国最大のネットショッピングを保有している大きな会社が私のいる東忠の近くに引っ越してきました。ここは杭州でも郊外で何もない所なのですが、アリババが来ると何千人という社員がこの付近に住むことになります。

 ということで、何とか歩ける距離に大きなスーパーもでき、いつの間にか信号もあちらこちらに完備され、どうやら地価も上がっている模様です。私がいる間にお店が増えて便利になるのはとてもうれしいです。数年後には地下鉄も通る予定で、街への行き来も便利になることでしょう。

 何よりもIT関係の会社というのは工場と違って環境を汚さないということで、西湖を愛する杭州市はここをIT発展の街にしたいようです。日々変わりつつある中国を目の当たりにできるチャンスです。このタイミングで今ここにいる幸せを毎日噛み締めています。

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さんべ・きょうこ●短大卒業後、ホテルなどでのブライダル関係のプロデュ-ス会社を経て、ソフト開発会社での開発デザインおよび新人マナー研修業務などを歴任後退職。在職中に中国に魅せられ、北京や山東省を中心に度々訪問。開封市(河南省)での短期留学や大連への2カ月の出張経験などを持つ。