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りらいぶジャーナル

<34>社員の強制特訓

 9月のある週末、泊りがけで、私たち東忠人材育成部社員向けの特訓がありました。宿泊先は会社敷地内にある会社のホテルです。

 土曜日の朝8時にチェックインして、すぐに特訓開始。何をやるのかまったく聞かされていなかったため、ちょっとドキドキしましたが、簡単にいってしまえば自己啓発のようなものでした。都度提示される一つの課題に長い時間をかけて取り組むというもの。まだ夏の陽射しの下を、一列に並んで無言で散歩、というより比較的速足をする「運動」を何度もはさみながら、1日目が終了したのは予定スケジュールを大幅に超えた午前0時20分。その後ホテルでシャワーを浴びて、同室の文法の先生とおしゃべりを楽しんだりしていたため、寝たのは2時ごろでした。

 2日目5時半起床、6時に訓練開始。休日の朝から大声を出して朝礼をやったりして、ご近所迷惑にならないかと周りを見ましたが、周囲に民家はないので大丈夫なようでした。基本的には自己啓発なので、食事中も休憩中も含め常に他人とのおしゃべりは禁止。私たち東忠人材の社員には女性が多いため、それを守るのはなかなか大変なことでした。しかし、時間が経つにつれてみんな疲れてきたためか、全体的に静かになったのはちょっと面白かったです。自分をよく知ることで、会社へ貢献できる小さなことに気付く、ということが狙いなのでしょうか。

特訓後の宴会
美味しい

 2日間という短い特訓なので完全な自己啓発とまではいきませんでしたが、私は「残りの日々を無駄にしないで、中国を楽しむ」ということを新たに決意しました。会社への貢献に関係ないところが、申し訳ない……。

 特訓終了後は総経理(社長)も参加されての慰労宴会があり、楽しい時間を過ごさせていただきました。

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さんべ・きょうこ●短大卒業後、ホテルなどでのブライダル関係のプロデュ-ス会社を経て、ソフト開発会社での開発デザインおよび新人マナー研修業務などを歴任後退職。在職中に中国に魅せられ、北京や山東省を中心に度々訪問。開封市(河南省)での短期留学や大連への2カ月の出張経験などを持つ。