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りらいぶジャーナル

<33>おしゃべりタイム

 新しいクラスにも、すでに日本語検定の級を持っていて、文法免除の学生が何名かいます。その彼らと、50音図から習い始めたばかりの学生とが一緒に会話授業です。なるべく授業中にたくさん発言をしてもらうように、こちらからの質問を増やしたりしてはいますが、彼らにとっては簡単すぎる内容です。このままでは、彼らのレベルは変わらないままになってしまいます。

 ということで、文法の授業中は技術や日本語の自習をしている彼らに週1回、「おしゃべりしませんか」と1時間半から2時間くらい話しかけることにしました。内容は、杭州の学生におすすめの場所を聞いたり、「国慶節はどうするの?」などと聞いたり、ただの雑談です。それでもたくさんのわからない言葉が出てきたりして、多少は役に立つのではないかと思っています。まだ私が受け持っている一方のクラスに数回しか実施していませんが、彼らの刺激になることを願っています。

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さんべ・きょうこ●短大卒業後、ホテルなどでのブライダル関係のプロデュ-ス会社を経て、ソフト開発会社での開発デザインおよび新人マナー研修業務などを歴任後退職。在職中に中国に魅せられ、北京や山東省を中心に度々訪問。開封市(河南省)での短期留学や大連への2カ月の出張経験などを持つ。