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りらいぶジャーナル

<30>ついに結果が……

 企業仮採用研修クラスでは毎週末テストを行い、結果を集計して企業側へ提出するという作業をしなければならず、非常に忙しい毎日でした。さらに再面接もあり怒涛(どとう)のような日々がやっと終了。その後の結果待ちの時間が長かったです。

 クラスが始まったばかりのころは、全員東忠人材卒業生で3級まで勉強したとはいえ、一番古い学生でも1年半ほどのブランクがありました。このブランクがクセモノで、その間何もしなければ日本語なんてすぐに忘れてしまいます。卒業してからもレベル維持のために毎日日本語を口に出す練習をしていた学生もいれば、ほとんど何もしなかった学生もいます。最初から会話レベルはバラバラでしたが、やはり週4回の授業というのはそれなりに効果があるようで、この2カ月弱で最低でも元の卒業時レベルまでは上げられたと思っています。でも企業側の要求が高いので、とにかく不安でいっぱいでした。

 そして8月中旬の金曜日に再面接があり、不安なまま週末を過ごし、ようやく月曜日の終業間際に結果が出ました。企業研修班10名中9名と、通常クラス8名中6名が合格しました。

 不採用の学生もそれぞれ努力をしている姿を見てきたので残念ではありますが、全体の結果からみれば、まあまあではないかなという状況。一応区切りがついて、ようやく一安心です。

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さんべ・きょうこ●短大卒業後、ホテルなどでのブライダル関係のプロデュ-ス会社を経て、ソフト開発会社での開発デザインおよび新人マナー研修業務などを歴任後退職。在職中に中国に魅せられ、北京や山東省を中心に度々訪問。開封市(河南省)での短期留学や大連への2カ月の出張経験などを持つ。