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りらいぶジャーナル

MKDが日本語フォーラム

フィリピンの日本語教育発展に提言
学習者の視点も重要に

 フィリピン・ダバオ市のミンダナオ国際大学(MKD)は10月1日、日本語教育をテーマとしたフォーラムを開催した。フィリピンにおける日本語教育向上のための意見発表や日本語教師の連携などについて話し合われた。また、日本語学習者らの視点から習得方法や教育についての意見交換も行った。

 国際交流基金マニラ日本文化センターの新見康之氏は東南アジア諸国の日本語教育の状況を比較し、「フィリピンは他国に比べて日本語教育が進んでいない」と指摘、改善のポイントを示した。またフィリピン国内各地の日本語教師会からは活動報告があり、勉強会の開催やオリジナルのデジタル教材開発などを紹介した。MKDは教師の連携を密にするための方法として登録制のネットフォーラムを提案、参加を呼びかけた。

 日本語学習者によるパネルディスカッションでは、日本語をマスターするためのコツやモチベーションの上げ方など経験から得られた知識や知恵を披ろうした。学習者の視点で語られたことにより、教師にとっても教育を見直すきっかけになったようだ。
(2009.10.09)