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りらいぶジャーナル

<25>杭州のスコール

 今年は日本も少し涼しいようですが、杭州も7月中に台風が来たりして天気が悪いことが多く、もしかして少しは涼しいのでしょうか。

 私としては「死ぬほど暑い」です。朝から日傘なしでは、とても歩けません。ちなみに、中国語にも「熱死了」という、同様の表現があります。

 ここ杭州は昼過ぎや夕方ごろ、または夜などにスコールのような雨が30分から1時間降ることがあり、これがとても面白いです。

 最初はパラパラと大粒の雨が来ます。「あ、雨だ」と思った瞬間、突然ザーッと大雨に変わる。そして、あまりきれいに舗装されていない凸凹のある道が洪水のようになり、そこら中に大きな水溜りができます。面白いのはそれが昼間だったりすると、降っているそばから蒸発しているのではないかと思えるほど、たまっている水が温かくなることです。それから雨が止んで30分もすると、夜でも道のほとんどが乾いてくるのも面白い。

 ただ、雨が降ってもひたすら蒸し暑さが増すばかりで、涼しくならないのは残念です。

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さんべ・きょうこ●短大卒業後、ホテルなどでのブライダル関係のプロデュ-ス会社を経て、ソフト開発会社での開発デザインおよび新人マナー研修業務などを歴任後退職。在職中に中国に魅せられ、北京や山東省を中心に度々訪問。開封市(河南省)での短期留学や大連への2カ月の出張経験などを持つ。