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りらいぶジャーナル

自費出版図書館、新体制で再開へ

R&Iと提携、りらいぶとしての自費出版を推奨

 NPO法人リタイアメント情報センター(R&I)はこのほどNPO法人自費出版ライブラリーと提携し、自費出版活動の推奨と自費出版作品の紹介活動を支援する。
 自費出版ライブラリーは2002年にNPO法人として設立されているが、自費出版専門図書館の開業はそれに先立つ1994年。自費出版収集の活動としては15年の実績を有している。同ライブラリーの調査によれば、自費出版は60歳以上の高齢者の作品が最も多く、シニアの文化活動として発展が期待される分野だ。

 R&Iではこれまで、本紙やRJ-Webで数多くの自費出版作品や著者の紹介を行ってきたほか、安心・安全な自費出版活動の環境づくりを目指し、「消費者保護のための自費出版営業・契約ガイドライン」を作成、広く配布するなどの活動を行ってきた。今後も自費出版をシニアの文化活動のみならず、生きがい創造の「りらいぶ」的活動の一つとして位置付け、自費出版ライブラリーと協力してより数多くの作品の紹介を行う。ガイドラインなどを活用した出版活動を推奨するセミナーなどをこれまで以上に開催する考えだ。

 さらに蔵書のデジタル化を進め、省スペースやインターネットによる紹介などを図るほか、優れた自費出版作品を発掘し、再評価するなどの広報活動に積極的に取組んでいく。

 なお、創業以来、同ライブラリーの運営と蔵書の収集に取り組み、他に類を見ない独自の図書館を築き上げて来た同ライブラリーの伊藤晋理事長は8月末で辞任。また図書館も現在館内整理のため休館中で、9月1日より新体制でオープンすることになる。
(2009.08.20)