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りらいぶジャーナル

『日本人の知らない日本語』

蛇蔵&海野凪子著(メディアファクトリー)924円

 日本語学校の日本語教師と外国人学生とのやり取りのエピソードを描いた本書。「日本語教師の間では日常茶飯事のことで気付かない。でも一般の人から見たら面白い」。あるラジオ番組にゲスト出演した著者がそう話していた。イラストレーターの蛇蔵が描いた漫画によって、その面白さが伝わりやすくなっている。

 最近はアニメや漫画の影響で日本語を学ぶ学生が多いことから、教師には「知識は広く浅く」(著者)という心構えが必要なようだ。同時に、彼らが著者(日本語教師)に投げかける疑問は、当たり前のように思っている日本人にとって新鮮に映る。ベストセラーとなった本書の第2弾が今秋にも発売される予定。