Skip navigation.
りらいぶジャーナル

世界の著名人が愛用

蒼基のエジプシャン・マジッククリーム
古代人の知恵、ミツバチ由来の天然素材を有効に使う

 世界のトップ・アーティストやメイクアップ・アーティストらが愛用していることで一躍有名となった「エジプシャン・マジック・クリーム」。その正規日本総代理店、蒼基株式会社(東京都目黒区)の四角恒帆社長は大学で民族学を学び、フィールドワークを重ねた経験から、自身の仕事は「ものごとは縦と横を見なければならない」という哲学のもとにあると断言する。縦は歴史、横は世界中の民族だ。

 四角氏は結婚後、子育てをしながら社会貢献的な仕事をしようと、自宅に小学生から高校生まで集め、個別に学習の面倒を見る私塾を開いていた。その間に夫の仕事の手伝いとして南米との貿易を手がける。そこで、ブラジルやペルーのさまざまな民族によってそれぞれの土地に受け継がれている民間医療や健康法に関心を持った。今から20年ほど前だ。「当時はまだ日本では話題にならなかったプロポリスやアガリクスを見つけ、古代の知恵と良質の天然物に出会い感銘を受けました。それを健康食品の材料として日本に紹介したのです」

 ところが、日本の企業がこれらを商品化して売れ始めると、「業界のモラルのなさをいやというほど見せつけられた」と憤る。「一時期、私が一番多くプロポリスを扱っていました。すると、私の会社の原料データはそのままで、実際にはうちの原料に粗悪な原料を混ぜて販売する悪質な業者が現れました」。また、アガリクスも安く大量に仕入れるために、一部に中国産で汚染された原料を混入したまま商品としている大手企業もあったという。

 四角氏はこうした状況を目の当たりにして、「一人の病人のために開拓するという精神で仕事をしなければ」とすぐに行動に移した。その中で、西洋医学だけでなくさまざまな医療を用いて統合的な医療を行うべきだと訴える日本統合医療学会の渥美和彦理事長に出会い、渥美氏からの依頼もあって2008年10月、国際統合医療推進市民機構を立ち上げた。それが現在、NPO法人国連支援交流協会の一支部に認められ、メディカル市民フォーラムとして活動している。「ヒエラルキーのない健康をテーマとした教育啓蒙活動を行うこと」が主な目的だ。

 エジプシャン・マジック・クリームも四角氏のこのような哲学を持って動いている過程で発見したものだ。このクリームもあるアメリカ人がエジプトのシャーマン(呪術師)から教わり、10年をかけて製造したものと伝えられている。そして彼が一人で販売していた。

 四角氏はそのアメリカ人に会いに出かけ、アジアでの総販売権を得た。ちょうどそのころ、歌手のマドンナが偶然このクリームを先のアメリカ人から購入し、非常に気に入ったためハリウッドに愛用者が広まっていたのだ。現在では全米のオーガニックフーズショップに並んでいるという。

 「私は昔から乾燥肌で、どんなクリームを使ってもだめでした。でも、これで肌のトラブルが解決できたのです」と四角氏も愛用する一人。原材料は無農薬のハチミツやミツロウ、ローヤルゼリー、プロポリス、花粉、オリーブオイルとすべて天然材料。さらにシャーマンが作るものらしく英文表記では原材料に「DIVINE LOVE(神聖な愛)」が入る。これを日本人の肌に合うよう改良し、「エジプシャン・マジック・クリーム・ジャパン(EMCJ)」として販売している。日本でも主に女性ファッション誌各誌で取り上げられている。

 「乾燥肌でも、にきびのできやすい肌でも使える。これは天然物由来のものだからこそでしょう」。リップケアやボディケア、ヘアケア、火傷や虫刺され、水虫など肌のトラブルの際に利用するなど、さまざまな用途で使うことができる。


 さらに四角氏は製造元エジプシャン・マジック社に「もっと熟成させたらどうか」と提案、今年6月からEMCJエキストラバージョンとして日本先行発売した。べたつき感のないマイルドな仕上がりとなっている。
 EMCJは125グラム1万500円。31グラム3990円。エキストラバージョンは125グラム1万5750円。
(2009.7.29)