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りらいぶジャーナル

Vol.12 ダイエットに――冬瓜とベーコンのさっぱりスープ

 冬瓜の原産地はインドで、「かもうり」、「とうが」などの別名があります。この時期になると、スーパーの店頭で濃緑色のラグビーボールのような大きな冬瓜を目にします。
 「食べ方は?」と悩まれる方には、冬瓜自体が淡白な味なので、鶏肉や海老などの素材と組み合わせて煮ものにすると見た目にも涼しくいただけます。冷やすとさらに喉越しよくなりますね。

 冬瓜は果肉の96%が水分。100グラムあたり16キロカロリーと低カロリーで、体の中から涼しくする作用があり夏バテの予防や改善に欠かせない野菜です。
 栄養成分では肌のしみを防いだり、ハリをもたせる作用のあるビタミンCを多く含んでいます。
 これからの暑い時期をすっきりと乗り切るためにも普段使いしてほしい食材です。








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●材料(2人分)
冬瓜 100g
ベーコン 30g
春雨 30g
とうもろこし(粒) 適量 
スープ チキンスープ 400cc
    酢 小さじ1
    塩 少々
    胡椒 少々

●作り方
①冬瓜は皮を薄くむき、ワタとタネを取り除き、短冊切りにする。ベーコンは1センチ幅の細切りにする。
②鍋にチキンスープを温め、ベーコンと春雨を入れて沸騰するまで煮て、冬瓜、とうもろこしを加える。冬瓜がやわらかくなるまで煮て、酢と塩、胡椒で調味して仕上げる。

★バックナンバー★
Vol.11 グリーンアスパラガスと黄パプリカのスープ
Vol.10 梅雨時のむくみ防止に――とうもろこしと豆腐のみぞれスープ
Vol.9 食欲増進に――干し椎茸と春雨のさっぱりスープ
Vol.8 美肌に――新にんじんとりんごのスープ
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Vol.6 むくみ防止に――そら豆と新じゃがいものスープ
Vol.5 スタミナアップに――ニラと鶏肉のスープ
Vol.4 疲労回復に――新キャベツと卵のスープ
Vol.3 イライラを鎮める――セロリのミルクスープ
Vol.2 身体を温める――ふんわり海老団子入り小松菜スープ
Vol.1 かぜ予防に――長ネギと生姜のスープ

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■からだに効く 薬膳熟語
経絡【ケイラク】
 経絡とは、経脈(体の深部にある特定の内臓)と絡脈(体表部にある特定の器官や組織)に分けられます。経絡は互いに関連し、内臓から体表まで全身を網羅して内臓や手足、筋肉、筋、骨など系統立ててつながっています。鍼や指圧のときに使われている特殊な通路系統です。

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【鈴木和代(すずきかずよ)】
Kazu Cooking Studio主宰。日本ベジタブル&フルーツマイスター協会認定講師(野菜ソムリエ)。現代薬膳コーディネーター。都内で毎月主催している「男の基本料理『さしすせそ』」「旬の食材でパワーアップ『家庭薬膳』コース」など料理教室を運営するほか、食品会社や学校給食などのレシピ開発、商品開発を手がける。