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りらいぶジャーナル

メディカル市民フォーラムが設立記念イベント

代替医療など健康・医療の情報を提供
R&I、シニアの健康で協力

 NPO法人国連支援交流協会メディカル市民フォーラムは4月25日、東京都内で設立記念チャリティーフォーラムを開催し、設立を宣言、事業の計画を発表した。また、記念講演では現代の医療問題に言及した。チャリティーコンサートではフルートとバイオリン演奏が行われ、観客を魅了した。R&Iでは今後メディカル市民フォーラムと協力し、特にシニアの健康・医療情報について会員に提供していく考えだ。

 同フォーラムではまず、四角恒帆同協会理事があいさつに立ち、「自立した消費者、患者となるべき。そのための教育を行う」と活動の方針を述べ、国連傘下となった同組織は「国連は相互扶助と相互理解が原則。メディカル市民フォーラムは女性、子ども、高齢者、障害者など社会的弱者の人権と健康をテーマとしてそれぞれが学ぶ場を作っていく」とし、事業をソーシャルビジネスとして育てるために参加者らの協力を訴えた。

 講演会では医学博士の川嶋朗氏が診察時におけるさまざまな医師と患者とのやり取りの事例を取り上げ、「いかに医師が言葉不足かを理解し、医師の言いなりにならないこと」と忠告、さらに西洋医学にはない代替医療の必要性と不適切な代替医療の医師にも触れ、「もっと情報を知るべきだ」と述べた。

 また、同じく医学博士の真弓定夫氏は病気の外因よりも内因が重要と指摘、「日本人に合った食事と培われた智慧を見直すべきだ」と主張した。

 メディカル市民フォーラムでは6月に川嶋氏による「市民のための統合医療塾」を実施、消費者自身の教育プログラムとする。この塾の卒業生を中心に『統合医療110番』を設置し、24時間体制のメディカルサポートを構想している。また協力団体の一つ、弘明寺病苦研究会での講演会とミニライブを開催する。そのほか、セミナーやシンポジウム、研修プログラムの企画・運営や体験型イベントも検討していくという。

 同組織には10の委員会を次の通り設置する。カッコ内は代表者。
●統合・代替医療推進委員会(川嶋朗)
●介護福祉メディカルサポート推進委員会(加賀見信広)
●国際食育支援委員会(長谷川義洋)
●能力機能開発委員会(吉岡節夫)
●体力改善提案委員会(古谷暢基)
●子育て支援推進委員会(荒木愛深)
●障害者支援委員会(神取忍)
●高齢者・シニア支援委員会(栗原富雄)
●いのち・こころのケア支援委員会(萬納寺正清)
●ナイチンゲールスピリット委員会(飯田祐巳)
(2009.5.2)